SWTT2023レポート第3回：「Tableau 基調講演：データの新しい日のはじまり～AIによる最新イノベーション」

2023年7月20日（木）、21日（金）の2日間、ザ・プリンスパ－クタワー東京において、セールスフォース・ジャパン社が主催するイベント「Salesforce World Tour Tokyo 2023」が開催されました。
弊社SUGoはSalesforceビジネス専業のコンサルティングパートナーであり、本イベントはSalesforceの最新情報を肌で感じられるため、毎年注目しているイベントです。

本サイトでは、基調講演をはじめ注目のセッションについて、数回にわたりレポートしていきます。
第3回は、「Tableau 基調講演：データの新しい日のはじまり～AIによる最新イノベーション」の模様をお届けいたします。

データの新しい日のはじまり～AIによる最新イノベーション概要

貴社のデータ活用において、以下のような課題はありませんか？

データをどのように活用すればいいか分からない
専門家ではないためデータ分析などの考え方が分からない
本当に信頼できるデータなのか分からない

事実、データにアクセスし業務に活用できている人々はたったの30％ほどだそうです。
これらに対し、Tableauのシニアディレクターを務めているマシュー・ミラー氏は「全ての人々がデータを業務に活用できる環境をつくること」が重要だと語っています。

さて、Tableauが登場してから今年で20年を迎えました。
そしてこの20年間、Tableauは「We help people see and understand data（全ての人がデータを見て理解できることを支援する）」をミッションに掲げ、これまで様々なアップデートを重ねながら、データによるイノベーションを数多く実現してきました。

そして今年、AIの登場によってデータの新しい日のはじまりがやってきます。

TableauにAIであるEinstein GPTを搭載し、AIによって拡張されたデータを活用していくことにより新しいユーザ体験を提供するTableau Pulseを発表しました。

それでは、AIによって拡張されたデータの活用を実現するTableau Pulseについて、デモンストレーションを確認してみましょう。

デモンストレーション

セッションでは、日々ビジネスとして重視されるKPIのグラフを例にして、AIを活用したデモンストレーションが行われました。

こちらのホーム画面では、KPIのグラフがシンプルかつ分かりやすく表示されています。
また画面左上には、Tableau Pulseに搭載されたAIによって、フォローされている12種類のKPIグラフのうち、2種類のグラフに注目すべき値があることがアナウンスされています。

これらは、過去から推定されるKPI予測範囲（グラフにおける薄い青の範囲）を自動で割り出した上で、その範囲からはみ出したデータをアナウンスしてくれる仕組みとなっているそうです。

また、グラフをクリックすると詳細の内容を確認できるだけでなく、搭載されているAIにこのデータに関する質問を行うことができます。
ここでは試しに「直近の売上が増加した要因」についてAIに質問してみます。

すると「どのような要因でこのデータが増加したのか」を即座にAIが回答してくれました。このように、Tableau内のデータをわざわざ検索することなく、AIに質問するだけで最適な回答が返ってくるようになるのです。

またこれらの回答はSlackなどで周囲に共有することも可能です。
AIの搭載によって、データ活用における課題であった「全ての人々がデータを業務に活用できる環境をつくること」をこれまで以上に実現できるようになったのです。

感想

Tableauを活用することはデータドリブンな文化を醸成する大きな武器になり得ます。AIの搭載によって更なるデータ活用を実現できるようになった今、データを使いこなしている会社とそうでない会社との間には大きな差が開く可能性があるのかもしれません。

それゆえに、来るべきAI時代に備えるべく、AI活用へのチャレンジが急がれます。

弊社SUGoでは、お客様がSalesforceを最大限に活用できるよう支援する立場として、
お客様の蓄積されたデータを業務にどのように役立てるのかについて「お客様のこんな課題があるからこう解決したいからこのデータを使ってこのような分析ができます」といったデータ活用においても強みがございます！
データに関する課題がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

4回目以降のレポートもお楽しみに！