「Agentforce Hackathon Tokyo」一次審査通過 & Demo day に参加!

先日、株式会社セールスフォース・ジャパンが主催する「Agentforce Hackathon Tokyo」において一次審査を通過し、11月14日(金)に開催されたDemo dayに参加しました。
本イベントは、Salesforceの生成AI基盤「Agentforce」を活用し、各社が独自のAIエージェントを開発・提案するものです。
SUGoでは “次世代AI対応受付システム” を開発し、大会に挑みました。
AI技術に人らしさをうまく融合した新しいサービスの形が、審査員から高評価をいただきました!
本記事では、その開発内容をご紹介させていただきます。
『次世代AI対応受付システム』 概要
開発コンセプト
AIと人が共存する新時代に合わせ 効率・適応性を重視した、人の温かみも感じられる丁寧なサービス提供
受付にAIを導入する際の課題
- 専門的なスキルが必要
- 様々なデータの中から、いつでも最適な情報の入手
- 臨機応変な幅広い対応
- 人と変わらない丁寧な対応
AI導入した本システムの推しポイント
⦿ 利用者に合わせて自動で対応が変わる対話型システム
来訪者情報をリアルタイムで識別、データと連携・照合することで、パーソナライズされたサービスの提供
⦿ マニュアルや手順の即時理解
複数のマニュアルを迅速に把握・実装可能なため、現場でのトレーニングコスト削減
⦿ データに基づく丁寧なコミュニケーション
データを活用した、人らしい丁寧な対応による、品質の向上
⦿ 状況変化に対する適応能力
組織体制や業務プロセスの変化に柔軟に適応でき、サービスの安定性を保持
⦿ 運用体制の強化
24時間365日の安定稼働により、企業ブランドの信頼性向上と顧客ロイヤルティの強化に貢献
⦿ 多言語対応
国や地域を問わず、一貫したスムーズなコミュニケーションを提供
仕組みと流れ
本システムは、以下のように段階ごとに処理を進める仕組みになっております
- 来訪者の音声を取得し、送信可能な Base64 データに変換する
- 音声をテキストに変換する(ASR)
- 定義済みの AgentGateway を介して HeadlessAgent と通信する
- 来訪者の名刺情報に基づき、自律的な動作を引き起こす「Top-up / Trimming」設計を実行する
- Flow Action が PromptBuilder を呼び出し、名刺情報の認識を行う
- 名刺で識別した情報をもとに Flow Action を実行し、顧客情報・コンタクト履歴・予約情報を取得する
- Slack チャネルを介して即時通知し、担当者へ連携する
- Agent がフロント画面で次の処理を準備する
- Agent が処理結果を返す
- Agent の出力内容を音声(TTS)に変換し、自然な音声対話を実現する
審査員の方からの評価コメント(要約)
SUGo チームは、Windows アプリのバックエンドをすべて Agentforce で構築し、音声だけでアプリ操作を可能にしていました。
Agentforce の活用方法として技術的に非常に興味深く、今年の Dreamforce のkeynoteで登場したロボットも、来年には Agentforce だけで動かせるのではと思わせるほど完成度の高い実装でした。素晴らしい成果でした。
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
SUGoは、AIを活用したフロント業務の効率化・高度化を推進し、さまざまな業界での活用を目指します。
また、 現在ご利用中のSalesforceに“Agentforce”を導入することで、蓄積されたデータをより実務に活かしやすくなり、業務効率の向上を期待できます。
Salesforceをもっと効率よく利用したい、また、Salesforceの導入をお考えの企業様もぜひSUGoにご相談ください!
企業様のニーズに沿った、最適なプランをご提案させていただきます。